□悼Bし事
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最近の了平はどこかおかしい。
何故だか急によそよそしくなった気がする……

部活が終わるとすぐに帰るし休日に会おうとしても用事があるとかで断られるし………
現に今だって珍しく僕から一緒に帰ろうと誘ってみても行く所があるっていって断られたばっかりだ。

……僕に隠し事なんて出来ると思ってるの?





僕は了平が何を隠しているのかが気になり、とりあえず彼の妹である京子に話を聞いてみた。

「ねぇ。最近了平どうしてる?」

「どうって……特に変わったことは無かったけど……そういえば理由は教えてくれないんだけど最近お兄ちゃん、よくツナ君の家に行ってるみたいよ。ほら」

そういって京子が指差した方向を見ると了平とあの草食動物とが階段で話をしているのが見えた。
コソコソしてて僕らしく無いと思いながらも、さっきの言葉が気になって、二人から見えない所で二人の様子をうかがってるとさっきの言葉を肯定するかのような会話が聞こえてきた。

「沢田!!今日もよろしく頼むぞ!!」

「はい。待ってますねお兄さん」

そのまま二人はそれぞれの教室へと帰って言ったが僕はその場から動くことが出来なかった。
そして僕の中に怒りが溢れてきたのを感じていた。



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