FF7 SHORT DREAM SIDE・R
□HAPPY & HAPPY BIRTHDAY!
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急遽入った任務に狩り出され、現在時刻は既に23時をオーバーしていた。
………ヤバい、ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!
仕事帰りにプレゼントを買えばいいと思っていたから何も用意してない。
こんな時間にプレゼントが買える店が開いてる筈もなく、明かりが溢れているのはコンビニとファミレスと自販機くらいだ。
2月14日、出勤して会社中が浮かれていて初めてバレンタインデーだと気付いた。
まぁ、俺には関係ないか。
別にあげる人がいるワケでもな………いたよ。
一応、レノと付き合ってるし、チョコくらい渡したらいいかとも思ったが生憎あの赤毛は甘い物は食べない。
……………じゃ、いらねーんじゃねぇか?
やっぱり俺には関係ない…と思っていたら男女両一般社員からチョコを貰い、人に好かれるのは良い事だと納得してオフィスに行くと隣のデスクの赤毛も同じくらいの数のチョコを貰っていた。
「…凄ぇ…オフィスがレノとカノンのチョコで埋まっちまった………。」
…あ―――、オフィス中に山積みされてる段ボール箱の中身、チョコか。
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