HIDE YOUR FACE
□Valentineday Kiss
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うん。まぁね。
レザーパンツだのアイパッチだの売ってるトコには間違っても置いてねぇ代物だろうけどさ。
シャキシャキと軽快に鋏を踊らせて毛先を揃えながら、常連のオカマさんに訊いてみた。
「エプロンなんてどうすんの、ヒデちゃん？お料理に目覚めたの？」
「いや、かのんがね…。」
「｢｢え?!かのんちゃんでエプロン・プレイ?!｣｣｣←
「お前ら全員、表出ろや(怒)。」
そりゃ考えなくもなかった（←）けど、かのんまだ11歳だっつーの!!
「家庭科の調理実習で使うんだよっ。」
「あー、なんだ…。」
「あら、やだぁvVあたし、てっきりヒデちゃんがかのんちゃんに“ご飯？お風呂？それともあ・た・しvV”させたいのかと思っちゃった☆」
「………あのなぁ(-_-;)。」
それはもうちょっと大きくなってか…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ!←
昼休み、近くのショップでも行ってみっか。
エプロンの裾を、スカートの裾を持つようにして鏡の前に立つかのん。
あぁあぁああぁ、やっぱり薄いピンクでフリフリなエプロンで正解!!←
かんわいー、すっげ可愛いvV
「…おっ…き…。」
「…うん、そこはゴメン。」
だってサイズ、それしかないんだもん（←子供サイズもありますよ、ヒデさん）。
なんかドレス着たみたいになっちゃって………それも色とフリフリ具合いがウェディング・ドレスっぽい!!←
「腰ん所で安全ピンで留めるか…格好悪いのは我慢してな？引き擦って足が引っ掛かったら危ないっしょ。」
「…うん。」
ウエストの辺りで折って裾の長さを調節して、安全ピンで留めていく。
「ん…おっけ。いいよ。」
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