HIDE YOUR FACE

□はぴば!
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明日、お友だちと遊ぶ約束してるの。



なんて言うもんだから、一言も喋らずに引き籠もってたかのんも成長したなぁ…とかちょっとばかり親父臭い感慨深さに浸っていた俺。
うんうんいいよライブはまたやるから今度見に来てね、なんて2つ返事で日曜日にかのんを送り出した。



…なのに。



なーのーにー!!!



「あれ…HIDEちゃん、ついにかのんにフラれた?」

「………は?てめぇ一遍三途の川渡ってみるか?それともいっそ殺して下さいって喚きたくなる拷問受けてみるか?」←

「ちょっ…HIDE、目がマジ!笑えないっ。だってかのん、XのYOSHIKIと歩いてたから…。」










「………は???」



え?あ?今日、かのんは友だちんチ行ってる筈だぜ?!
いやいやいや、確かにYOSHIKIとは何度か会わせてるから顔も知ってる筈だけども。



「………友だちんチ行く途中で、偶々会ったんだろ。」

「えー?だって楽しそうにお店入ってったぜ?」

「……………。」



嘘だろ…?



かのんが、あの良い子ちゃんのかのんが俺に嘘ついて俺以外の男と仲良くなっちゃうなんて!!←



「ちょっ…KYO、HIDEヤバいっ。欝入る、欝!!」

「ぎゃーっ、本番前になんて事してくれたんだ馬鹿ぁ!!!」




…信じらんねぇ。

こんなに愛してんのに、かのんは彼氏のライブ嘘吐いて放ったらかして他の男とデートしちゃうワケ?!



「ひ、HIDE…?」

「TOKIHIKOォ…俺、ライブやめても良い?」

「それ、困る。」

「だってぇ…。」



愛しい愛しい俺のお姫様が、他の男とデートしてんだよ?
ライブしてる場合じゃないでしょ。


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