HIDE YOUR FACE
□A STORY
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………よせば良かったなんて後悔してももう遅く、ちょっとした好奇心とそしてその旺盛さに溜息。
「…うぅ…苦しーよぅ…気持ち悪いよーぅ…。」
「大丈夫か、かのん?水飲む?」
ベッドの上で指1本動かせずに、うんうん唸っているのは俺の愛しいお姫様。
ただいま絶賛泥酔中。←
普段はこんな酔わないんだけど、今日は限界まで飲ませてみた。
俺が。←
『秀は酔うと手がつけらんない。』
なんて失礼極まりない(←)事をぬかしたので、んじゃかのんチャンはどーなのよ?と些細なキッカケでこんな事に。
さっきまでケラケラと上機嫌で笑っていたかのんは、急に飲むのをやめて気持ち悪いと言い出した。
「…んにゃ〜…秀ちゃ〜ん…寒いぃ…。」
「はいはい…。」
可哀想なくらいブルブル震えるかのんの隣りに潜り込み、抱き寄せて温めてやる事に。
「…ひでちゃん…。」
「ん〜?」
「…ちゅー、したい。」←
「…へっ?って、ちょっ!!」
ポカンとしてたら噛みつくようにキスされて、一心不乱に貪られた。
…ウチのお姫様は酔うとキス魔になるようです。
(外じゃ飲ませらんねぇなー(-_-;)。)
09.09.28.up