戦国BASARA

□かくれんぼ
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佐助は暫し間を置いて、ポカンとする。



…俺様を欲しい?って、どゆコト???



佐助は元親の襟を掴んだまま、皆をジロリと睨んだ。



「旦那方…俺様のコトそんな目で見てたんだ?」



「やーらしー」と呆れた目で皆を一瞥すると、佐助は付き合ってられないとばかりにサッと立ち上がると部屋を出て行こうとした。



「Stop!」



ガッツリと政宗に手首を掴まれ、佐助は片眉を跳ね上げて見下ろす。



「…何?俺様、忙しいんだけど。」

「Ah〜n…話しくらい聞いたっていいだろ?」

「破廉恥極まりない人たちと話す事なんて、無いねっ。」



ペシッと政宗の手を叩いて立ち去ろうとすると、今度は慶次が佐助の足首を掴んで阻止した。



「なぁ佐助、恋ってい〜いもんだぜ?」

「うん。前田の風来坊とじゃなきゃね。」



ゲシッと慶次を蹴り上げて襖に手を掛ける。



「待て、武田の忍。このような愚か者共など放って置いて、我と日輪についt「旦那と大将の殴り愛に巻き込まれるよりイヤ!!」………。」

「佐助ぇ…某は佐助を誰よりも大切な部下と思うておるのだぞ?」

「うん、だったらもちっと給料上げて欲しいんだけど?」

「…う。」



にっこりと笑って返す佐助の、しかし目は本気であった。



「OK!じゃあ、こうしようぜ?」

「何をどうしようってのさ、竜の旦那…。」



また厄介な事でも考えているのだろうと、半ば諦めたように溜め息を吐く佐助に政宗はニヤリと嫌な笑みを返す。



「Hide and seek…隠れんぼってのはどうだ?」

「どうだって…何がどうなのさ。」



話しが解らない、と佐助が小首を傾げると、政宗は鼻高々に説明し始めた。


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