FF7 SHORT DREAM SIDE・R

□通販
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最近、カノンが通販にハマっている。

キッカケは下着。

腰が細くて胸のないカノンは、基本的に上下セットの下着はサイズが合わなくて買わない。
下に合わせれば上が合わず、上に合わせれば下に合わないからだ。

………ので、色々と無理の利く通販会社をイリーナが教え、何でそうなったのかショットガン使いのお嬢と一緒になって頻繁に使っている。

因みにウチの会社の系列、確かココは下着だけじゃなく服やコスメ、サプリや直産野菜や肉魚などの食料品まで扱っていたりして。



週1でメルマガが届く。

今日はその日、hideのjunk storyはカノンが電話帳に登録してないアドレスからのメールが届いた音。

ぱかり、と開いたカノンが、一瞬固まった。



「……………。」



ほんの僅か。

付き合ってる俺じゃなきゃ解らない、僅かな硬直。



「?」



カリカリと紙の上を走るペンの音。

カタカタと鳴るキーボード。

静かに唸るコピー機とプリンター。

それに混じるピッピッと軽快な携帯のボタンを押す音。



(…どうしたンだ、と?)



ふ、と小さな溜め息を吐くと、カノンは携帯を閉じてポケットに落とした。




















ピンポーンとインターホンが鳴り、カノンが応対に出た。
リビングに戻って来たカノンは、小さな、縦15cm×横25cm×高さ15cmくらいの箱を持っていた。



「また通販で買ったのか、と…。」

「…ん。」



週に2〜3度は確実にウチに宅配便来てる。


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