FF7 SHORT DREAM SIDE・R
□昼間のパパはちょっと違う
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わたしのパパは、神羅カンパニーのタークスです。
「パパぁ…もうお昼だよ、おーきーてー!」
「…んー……。」
双子のお兄ちゃんが、パパの上に乗っかってゆさゆさ。
下向いてねてるパパの肩に手をおいて、ベッドごとゆらしてる。
…そんなコトしたって、起きないのに。
パパが帰って来たのは今朝だもん。
「むりよ、レオン…。」
「だって今日はポケモン見につれてってくれる約束だもん!」
「でも…。」
「ずっと楽しみにしてたじゃん!この前のお休みも、その前のお休みもパパねぼうしたしっ。」
それは、お仕事で遅かったからじゃない。
ポケモンの映画、たぶんテレビに入るから待てばいいのに。
「レオン〜…機嫌直してくれよ、と。」
パパが起きたのは、けっきょく夕方。
レオンはすねて、パパとくちきかない。
もともとお休みの少ないパパは、ほとんど1日中ねてるコトが多い。
タークスは神羅のエリートだから…。
わたしたちを産んですぐに死んでしまったママもタークスで、お休みがいっしょになると1日中ゴロゴロしてたんだぞってパパはいう。
白いかみで、パパのかみの色と同じ紅い目のママ。
はだも白くて、お姫さまみたいだけど、写真のママはすごくカッコよくて。
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