HIDE YOUR FACE
□Sexy Sexy!!
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俺の彼女は、時々理解できないマイブームにハマる…。
このあいだは何がいいのか、リラックス通り越してだらけ切ったクマにハマってた。
コンビニで点数シール付きのパン大量に買い込んで、その中身の殆どを俺や稲田クンや裕士、果ては石塚やKIYOSHIたちにまで押し付けてマグカップ貰ってて。
その前は100均で桜をモチーフにした皿や茶碗なんかの食器。
その前はグラス。
まぁコレは酔っ払ってよく物を壊す俺としては、替えが直ぐあるのは助かったが。
いいよ。
集めてくれても構わないし、俺だってマイブームってモンがあるから気持ちが解らないワケじゃない。
…でも、でもね?
「………かのんチャン、なんですかコレは?!」
「………見て解んないなら眼科行きなよ。」
久々に早く帰れて、さぁまったり一緒に風呂入って癒やされましょーって時に、着替えの下着を持って来たかのんに唖然。
いや、正確にはかのんの手に持たれていたパンツに呆然。
何この薄っっすい布っ切れ?!
コレでドコ隠すの?!←
我が家のツンデレ姫が脱衣所の籠の中に置いたパンツとおぼしき布っ切れは、履く意味がないんじゃないかと思われるくらい面積の小さいスケスケな物だった…。
「…あのぅ、hideさんどうかしたんですか?」
「ん?どしたの?」
「スタジオの隅っこで黄昏てますけど?!」←
「あー…大丈夫大丈夫、放っといて。ちょっとカルチャーショック受けてるだけだから。」
「…は?」
………全部聞こえてるんだよ、石塚ぁ!!
でもカルチャーショックってのは本当だったり。
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