FINAL FANTSY 7

□ばかっぷる
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「あ〜んだぞ、と♪」





ここ最近、神羅カンパニー総務部調査課は異様な甘い雰囲気に包まれていた―――。



事の発端はイリーナの何気ない一言。



「レノ先輩、細過ぎ!ちゃんと食べてんですか?!」

「………食べてるぞ、と。」



何を言い出すんだ、この女は…と言わんばかりにレノは眉間に皺を寄せる。

確かにタークスという仕事柄、食事は不規則で更に男の独り暮らしじゃバランスの取れた食べ方なんてできないし、若い頃は馬鹿食いしたり無茶飲みしたりもした。

無茶な飲み方は変わらないが今は仕事にさし触りないように気を付けているし、それにそんなに責められる程細いとは思わない。





大体、これ以上太ったりしたら体が鈍る。





タークスのエースたる者、常に華麗でスタイリッシュに任務をこなせなくてはならないと思う。





―――なンたって、このレノ様が無様で格好悪いのなンて有り得ないだろ、と。





この男、どこまでも自分が可愛いいのだ。

しかし、この話に喰いついてきた者が2名いた時点で、事態はツォンですら収集不可能な方へと転がってしまったのである…。
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