恋愛カラー

□学園祭が始まるみたいです
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「今日は学園祭の出し物についてだが、歌と言う事に決まった、もちろんマネージャーも参加だ………何故逃げようとしている??」

「何を言っているのかしら、柳くんったら…おほほほ」

「歌なら任せろぃ!!」

「俺も!!マイク離さないっスからねぇ」

「プピっ」


部室にて、皆の声が遠く聞こえる…

歌…歌…歌…singer song…

私は自慢ではないが(まぁ自慢だけど)何でもできる。料理に洗濯に勉強にスポーツ…はたまた演技何かも女優なみのものだ。そんな私を神様は不服に思ったのか私にある苦手なものを作りました。そうでもしないと私は完璧過ぎるからです。
その苦手なものとはそう、歌…歌…歌…ズバリ歌なのだ。

だが歌が下手なのはは私のせいではない!!うちの家は代々歌が下手なのではない…ド下手なのだ!!そしてそれは神のイタズラに過ぎないのだ!!…って事でー


「はーい、その出し物は反対でーす」


私は反対運動をしかけた。

だが、結果…7対2と言う圧倒的な差で敗北した。

「幸村だけだったよ…私の見方になってくれたのは…」

「当たり前じゃないか…ここらへんでなまえの好感度を上げとかないと…あっ言っちゃった…」

「……」



しかしどうしよう…歌が下手な事が皆(特にデブン太)にバレたりなんかしたら…

「何??もしかしてお前歌すんげぇオンチとか??」

とか言われて…

「ぎゃははーだっせーバカだろぃ」

とか言って罵られて…

「しゃーねーから天才の俺が強化特訓してやるよ」

とか言われるんだ〜


「え??」

「…何だよ」

「歌…教えてくれるの??」

「…じゃねぇと出し物出来ねぇだろぃ」

バカにされ、罵られるとこまでは嫌気がするほど予想通りだった…が…もしかすると…これは世間て言うツンデレのデレの部分か??あのブン太にもデレと言う部分は存在していたのか…

「ありがと〜ブンちゃーん!!」

「うわぁ、引っ付くな!!」

「好きよブンちゃん!!」

「そんなにブン太が好きなのかい??」

「ははっ、丸井くんまぁ宜しく頼むよ、ははっ」

幸村の貼り付いた笑顔に焦りながらすぐにブン太から離れる。

ブン太の顔を見れば少し赤くなっていたのでイタズラが成功した気分になった。







学園祭がはしまるよー








(ブンちゃん何真っ赤になっとるんじゃ)
(なってねぇよ!!)












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