恋愛カラー

□女の子は大変なんだ!!
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死…ぬ…私の寿命…も…ここまで…なのかっ!!これじゃあ…マネージャーの仕事が出来んっ!!…いや、ならん!!ならんのだ!!私はっ…っ…まだっ…まだ役目がっ…!!


「ん??お前さん何こんなとこで倒れとるんじゃ」

「助けてください!!」

「残念じゃがここは世界の中心じゃなかよ」

「……」

「おーい」

「…」

「もしもーし」

「…」

「聞いとる??」

「…」

「ちゅーするぞ??」


ガバッ


勢いよく起き上がれば目の前には少し近い仁王くんがいらっしゃった。


「……」

「……」

「何か傷付くのぅ」


仁王くんよ…傷付いているとこ悪いが私も相当きているのだよ…あぁ何とかしてくれーこの生理痛!!


「生理痛??」

「うん…くっ」

「女ちゅーもんは大変やのぅ」

「とか言って何でニヤけてるんですか??」

「気にしなさんなって、どのへんが痛いんじゃ??擦ってやる」


そう言いなが指の長い仁王の手が私の痛いところをピンポイントで擦った。

擦ってくれるのはありがたいが…ん??あ、結構ましになってきたかも…こいつ、やはり女の扱い方に慣れてるのかも…あー、だいぶましだ。一応お礼行っとかないとなぁ〜

「…ありがとう、だいぶましになったよ」

「そりゃ良かった、それより生理中の女ちゅーのはやっぱり色っぽいのぅ」

「は??」

「抱き締めてええ??」

「無理!!」


ぎゅぅぅ


「ぎゃぁ!!」


誰かぁー!!助けてドラ○もーん!!それいけ!!ア○パンマーン!!って違うか、それよりも何してんだ!!あー!!やばい!!何かドキドキしてる!?いやいや!!ないない!!離れんかこのペテン師ヤロー!!


「なまえは抱き心地がいいのぅ」

「離れんか!!たわけが!!」

「…変な言葉覚えなさんな」

「……何してるのかな??」

「……」

「……」

「…じゃあななまえ」


ゆ、幸村!!しかも恐ろしいオーラが…てか仁王逃げるの早っ!!もういないし…てか幸村…くん??何をそんなに怖い目をしているのかなぁ〜あはは、あ、そうだ私ドリンク作らないといけないんだった!!皆が練習で疲れてるんだから私も頑張らないとっ!!あははっ

「さぁて、今日もお仕事がんばるぞー!!」

「待て」

「…はい」


腕を組む幸村の前でキョウツケをする私は今、どの関節も曲がらない。ポタリと汗がながれた。

「なまえ…どこか具合でも悪いの??」

「え??」

「保健室に行こう」


あれ??怒ってない??やっぱ神の子だ、優しいし…何か初めて幸村に感動しちゃったよ!!仁王と抱き合ってる事に怒られると思ったけど、あの告白はやっぱ冗談だったんだね、あはは…


「ふふ、冗談なわけないだろ??」


そうか―冗談なわけないのかー

………え??

「…」

「…」


ど、読心術…

「なまえは俺より仁王の方がいいのかい??」

「いや…あの…あれは…不可抗力でして…」

「さぁ、保健室に行こうか…」

「のわっ!!」

ひょいとかかえられた私は保健室へと(無理矢理)連行されたのであった。









女の子は大変なんだ!!





(ふふ、ベッド空いてるといいね)
(ちょ、マジで怪しいから!!)








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