Tsunayoshi× +α

□虚構的stage
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それはまるで舞台の一幕のようで。

互いの額を狙う鈍い光の凶器は、例えるなら薔薇の花で。
交わす柔らかな響きの言葉は悲劇の舞台の台本。

「次は、こんな終わりを望むセカイには生まれたくはないな」
「それでも、どんな生まれ方をしても、綱吉君は僕を見つけてくれるんでしょ?」
「ああ、もちろん」
交わす言葉に偽りはない。
あるのは絶望に近い来世へのあてのない約束だけ。


「「さようなら。また出逢うその日まで」」
最後に聞いたのは互いの言葉と、かき消すように響いた銃声だけ。


次に会うときは、互いに少しはマトモな出逢い方ができればいい。
例え、今生がこんな終わらせかたでも。


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