太陽のあたる部屋
□ヴォルフラムとコンラッド
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昔々ある町にユーリというとても可愛らしい少年が住んでいました。ある時、その町に二人の旅人がやって来ました。彼らの名はヴォルフラムとコンラッド。二人はこの町でユーリにひとめぼれをしました。
「コンラート、僕はあいつが好きになった。絶対に僕のものにする。邪魔はするなよ」
「何をいってるんだ、あの子は俺のものだ。お前こそ邪魔するな」
「なんだとーー!お前なんかよりあいつと歳が近そうな僕の方が絶対にお似合いの恋人になるに決まってる!」
「はぁ?お前の様なわがままプーにあの子の恋人が務まるのか?ヘタすればあの子を疲れさせるだけだぞ。ここは大人の俺がしっかりと彼をエスコートして最終的には幸せにしてみせるさ」
「なにをー!バカにするな!僕だってそれくらいできる!!それにわがままプーとはなんだ!」
………と、二人はユーリをゆずる気は全くありませんでした。色々と言い争った結果、ある勝負をして勝利した方がユーリを自分のものにできる、ということで話はつきました。
その勝負とは、「ユーリの服を脱がせた者がユーリを自分のものにできる」というものでした。