太陽のあたる部屋
□魔王陛下と虜たち
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「わーすごーい。よく似合ってるよ、渋谷」
「く〜〜〜何でおれがこんな目に……」
ここは魔王陛下のプライベートルーム。眞魔国へスタツアする前に村田とある賭けをしていたんだけど、おれは負けてしまった。賭けに負けたおれは勝った村田の言うことを聞くことになったわけだが…
「賭けに負けたのは渋谷だろ?さっきだって"男に二言はない!"って言っていたじゃないか」
「それはそうだけどさ………でも!だからっておれが女装する事はないだろっ!」
そう、おれは今女の子の服をきている。しかも、小さかった頃に着ていたものと同じデザインのもの……つーか、これをどこで入手したんだよ!
「はぁ…この服じゃ城の中は歩けないよ…みんなきもいって思うよ…これから執務もあるってのに……」
「いやいや、渋谷なら大丈夫だって!誰もが渋谷にメロメロ〜になるよきっと。…それにさ、そのかっこ、ウェラー卿が見たら喜ぶと思うんだけどなぁ…」
「えっ……」