キース受け小説01
□始まりは…3(※)
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「実験体の『一つ』が、消えた?」
施設全体を管理するコンピュータ、マザー・イライザの元にはその報告が上がっていた。今までに何体も実験体の管理を行ってきた『彼女』だが、こんなことは今までになかった。――ただ一度だけ異例とするなら、タイプブルーによって連れ去られた少女の実験体がいたが。
「せっかく感情を持った子供が生まれたと思えば…。『M』の関与が考えられます。直ちに捜索しなさい」
端末からの指示が伝えられるとき、一筋の青い閃光が宙に舞い、雲海に消える――。
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