M†AILMAGAZINE
□君を待つ間
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朝のラッシュは一段落ついて、僕のまわりは一瞬の静寂。すぐにまた次の電車がプラットフォームに入ってくるけど、僕はそれに乗る気はない。
君が来るのを、ずっと待ってる。
さっき家を出たとメールが入ったから、もうすぐ息をきらせてホームの向こうに現れるかな?
迎えに行くと行ったのに、それじゃつまらないと君が言うから…今日はホームで待ち合わせ。
初めてのデートみたいに、ドキドキするのは毎度のことで…
時計に目をやると、後5分で待ち合わせ時間…
いつもなら、もう来てもおかしくない。