S†TORY

□再会…愛は痛いもの故
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目覚めて、初めに視界が捉らえたのは、死んだと思っていた親友の顔。

希望がなかったわけじゃない。…でも、心のどこかは冷めていた。

奇跡など、そう何度も起きるものではないと。


「アスラン?」

そう呼び掛ける懐かしい響きに、知らず、涙が溢れた。


「キサカさんが連れてきたんだ。カガリなんて泣きっぱなしで…」


「…………」

『カガリ』

その名前に、なんとも言えない苦い気持ちが広がる。

会いたくて仕方ない
でも、また自分は、心ない言葉を投げ付けてしまうのではないか…
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