parallel

□学園BASARA=入学編=
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こちら所変わって佐助のクラス。


《弐ノ壱》


―――――――――


――――――


「はぁ〜…」


「何だ佐助?溜め息なんぞ吐いて…年寄り臭いな」

「‥‥‥‥」


「え〜いきなりそれ?酷くない?かすが…あ!小太郎もかすがに同意するなよ〜…」


窓際の席にて一人ぼんやりしていたところにやって来たのは、小さい時からずっと一緒だった幼なじみのかすがと小太郎だった


「いや、ちょっと考え事してたら溜め息出ちゃってさ〜(苦笑)」


「何だ?そんなに悩む事なのか?」


「‥‥‥」


「いやいや、心配事は山ほどあるけどさ〜‥‥今年もなんか色々ありそうだし、騒がしくなる気がして(遠い目)」


「安心しろ、それはお前の周りだけだ」


「‥‥!!‥‥(汗)」
何故かかすがのストレートな発言に小太郎が慌てる


「‥‥うん、かすがちゃんってストレートだね…」

(小太郎…そうやって慌てるのが逆に肯定してるようなもんだから…)


その時、かすがの名を呼ぶ声が教室の入り口から聞こえた


「しつれいですが、かすがはおられますか?」


その声を聞いて踊らんばかりの喜びようでかすがは喜々と入り口に立っていた謙信の元に駆けて行く


「謙信先生〜!!かすがはここに〜vV」


今までの態度が嘘のように可愛いらしく乙女のように謙信の元に駆けて行くかすがを、小太郎は呆れたように見ていた

【なんせこれはもう日常茶飯事だから】



佐助はというと


「あ〜…今日も去年と変らず、平和だな〜…」


なんて窓から外を眺めつつ、ぽつりと呟いた

やっぱりその目はどこか遠い目をしていたけれど…





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