parallel

□学園BASARA=入学編=
2ページ/4ページ




『お前は本当に…いい子だよ』



昔言われた言葉の意味は、

一体何だったのだろう…


(今じゃ、記憶にない)








生徒が行き交う校舎内
一人世話しなくキョロキョロとする男…


落ち着きが無さすぎて目立つ

【元々顔が良いのもあるかもしれない】


「げっ?!旦那じゃん」

「佐助!!そこに居たのか!」

「いや、落ち着きない子が見えたから…近づいたら旦那だったι」

「そうか?だが今日からまた同じ学校に通えるな!」


その笑顔はまだ多少幼さが残ってて笑みが溢れる


「うん、だけどあんまり俺様に迷惑―」

“かけないでよ”と言う前に肩にグッと重みが掛かる


「え?!チカ先輩?ちょ!肩重い…ι」

チカと呼ばれるのは、一年前に偶然仲良くなった銀髪の先輩…学校では兄貴と慕われる人
(佐助は気にもしてないが…)


「へ〜コイツが佐助の幼なじみか?」

「そうだけどιあ゙〜も〜顔退けてくんない?」


元親は言われた通りすぐ顔を退けるが目線は幸村…

幸村もまた元親に敵意のある目を向けていた

(何だこやつ?佐助に慣れ慣れしい…)


まるきし威嚇状態


元親は元親で意地悪い笑みをしていた


「ちょっと…どうしたのよ2人共ι」

佐助は険悪?な雰囲気に呆れ気味


すると入学式を始めるチャイムの音が聞こえた


「あ?もうそんな時間か?じゃあな佐助!俺はサボるわ」

そう言って校門の方へ向かうが…振り向く

そして幸村の方を見て口端を上げて

「まぁこれからは佐助を含め仲良くしようぜ…だ・ん・な(ニヤリ)」

そう言うと去って行った


「こらー!俺様の真似すんな馬鹿チカー!!」

佐助がそう叫んだ後ろでは…






(((殺!!)))





と目をカッと(怒りで)光らせた幸村が黒いオーラ全開で立っていた…








【入学式当日から波瀾な雰囲気】




+
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ