自己中小説

□-替え玉-
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韓流ブームのおかげでC様は疲れはてていた。
本当に休む時間もないくらい多忙で、たまにとれる休日も、半日とか、とてもわずかなものだった。
毎日のように記者とファンに追われ、自分の時間がまったくとれなかった。

-そろそろ限界に近づいてきたな-

自分自身、わかっていた。限界がもうすぐそこまできていることを…。
けれど、どうすることも出来ない。逃げるわけにも行かないし…。
次第にC様は情緒不安定になっていった。
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