遙か小説

□退廃の遊戯
2ページ/7ページ


「なんだよ。溜まってたのか。言ってくれれば俺が相手してやるのに〜」

「何を言って…?」

弁慶は反射的に将臣に聞き返していた。

「俺も丁度溜まってたんだ。弁慶、いいだろ?やらせろよ」

「え…?でも…」

「男は初めて、って訳じゃないだろ?構わないじゃないか」

将臣はそう言うと、弁慶を押し倒した。

「将臣くん…本当にいいんですか?」

「くどいな〜。だからそう言ってるだろ。give and takeだよ」

「ぎぶ…?何ですか?それは…」

「お互い様ってことさ。楽しもうぜ」

将臣は弁慶を裸にすると帯で目隠しをし、腰紐で手を縛り上げ弁慶の頭の上の木に結んだ。

「な、何をするんですか…解いて下さいっ!!」

「何言ってんだよ。あんたはこうした方が感じるんだろ?隠さなくったっていいんだぜ。普通じゃ満足できない…そういう躯してるぜ」

将臣は弁慶の耳に囁くと舌先を入れた。

「あんっ…いやっ…ん」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ