遙か小説
□退廃の遊戯
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「なんだよ。溜まってたのか。言ってくれれば俺が相手してやるのに〜」
「何を言って…?」
弁慶は反射的に将臣に聞き返していた。
「俺も丁度溜まってたんだ。弁慶、いいだろ?やらせろよ」
「え…?でも…」
「男は初めて、って訳じゃないだろ?構わないじゃないか」
将臣はそう言うと、弁慶を押し倒した。
「将臣くん…本当にいいんですか?」
「くどいな〜。だからそう言ってるだろ。give and takeだよ」
「ぎぶ…?何ですか?それは…」
「お互い様ってことさ。楽しもうぜ」
将臣は弁慶を裸にすると帯で目隠しをし、腰紐で手を縛り上げ弁慶の頭の上の木に結んだ。
「な、何をするんですか…解いて下さいっ!!」
「何言ってんだよ。あんたはこうした方が感じるんだろ?隠さなくったっていいんだぜ。普通じゃ満足できない…そういう躯してるぜ」
将臣は弁慶の耳に囁くと舌先を入れた。
「あんっ…いやっ…ん」