種 小 説

□楽園
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ー8月31日、正午

「君に頼みたいことがあるんだ…」

アスランは、医務室のベッドの脇に座るメイリンに耳打ちした。

「ええっ!!危険ですよっ。それにアスランさんだってまだ傷が…」

アスランの話を聞いたメイリンは驚き、困惑した。

「俺は大丈夫だ。頼むから…」

「………分かりました。やってみます…でも、ダメかもしれないですよ」

メイリンは、アスランの真っ直ぐな瞳に見つめられ、断ることができなかった。

「ありがとう…」

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