種 小 説
□日々の闘い
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イザークは力の入らない身体を無理に動かし、床に散らばる服を拾った。
「なんだ…もう行くのか?」
後ろにいたディアッカがベッドから躯を起こし話し掛ける。
「あぁ、命令だからな…早く行かないと…」
イザークは服を着ながら答えた。
「誰かの護衛監視だっけ…時間は決まってないんだろ?まだいいじゃないか」
「ダメだ。俺が許せん」
堅物なイザークらしい言いぐさに、ディアッカは苦笑した。
『まったく…そういうところが俺を刺激するんだぜ?いい加減気づけってぇの』
ディアッカは強引にイザークの腕を引っ張り、再びベッドに引き戻した。
「ディアッカ!!止めろっ。いい加減にしないか…んっ」
ディアッカは、叫ぶイザークの口を無理やり塞ぐ。
「無理だな…ほら、もうこんなになっちまった」
ディアッカはイザークの手を掴み、直接自分のはちきれそうな欲肉に触れさせた。
「っ…ディアッカ!!」
「なっ…もう一回だけ…頼むよ、イザーク」