転生學園幻想録 羈絆譚


 天津の神子が乱を平定して三年。

 続く平穏の裏でゆっくりと、しかし確実に影は忍び寄っていた。

 安倍総代のもと、天照館高校執行部は事態に早くから気付き、それに対処すべく活動を始める。

 ―一体何人の鎮守人候補者がいるのか。

 天照館内で弾き出された適合者は彼らを含め十人。

 三年前、十四人もの鎮守人候補が同時期に輩出された事に準じる数値である。

 年に二、三人という最近のペースから考えても異常なこの人数。

 ―必要の無い時にこんなに鎮守人候補が見つかるはずが無い。


 
 それは新たな戦いを暗示させる結果だった。



 ※この話は「転生學園幻想録」の設定に基づく管理人の二次制作です。
 「幻想録」の続編にあたる「月光録」の情報公開前から開始したものですので、「月光録」とは設定が食い違う可能性があります。

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