しりあす?

□コレクタブルデイズ
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今は昼休み。机をくっつけて昼飯をとっている最中であった。

誰に言う言葉かなんて考えなくても分かるのでつい吹きだしてしまったのだった。

「おい、少しはわきまえろ。ここは教室なんだからな!」
花井がすかさず注意する。

「やっぱバラの花は100本か?スーツは基本だよな」
「聞けよっっ!!」
なんだか泣きたくなってきた花井。

「想いが通じて結婚した暁には―――」
「結婚!?いっそく飛びすぎないっ!?」
水谷が一般的なツッコミを入れるが。

「三橋に毎日いってらっしゃいのキスをしてもらって、俺が『早く帰ってくるからな、俺のかわいい仔猫ちゃん☆』で決まりだな!」
「キモッ!!!!」
「妄想極まりないな…」

「俺は妄想検定準一級なんだぞ」
「妄想検定!?」
花井と水谷は段々疲れてきた。

「じゃあ俺、スーツに着替えてくるから」
「まさか…この昼休み中に…?」
「おお!!やってやるぜ!!KO・KU・HA・KU☆」
「………」
花井と水谷は頭をかかえてそのまま動かなくなってしまった。




所変わってグラウンド。9組の面々がサッカーをして遊んでいた。もちろん三橋もコートの中にいたが、少しぼんやりしていた。
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