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東京、豊島区池袋。

この清濁入り乱れる街は、どこまでも平等に、均等に、住民達の日常を包み抱く。

どこかでは、無邪気に笑う子供達が。
どこかでは、闇に溺れた哀れな人種が。
どこかでは、人ですらない異業のモノが。

それぞれがそれぞれの日常を生き、互いに交わる事のない道を歩き紡いでいく。

私もその例に漏れず、常日頃から続く日常の道を謳歌していた。


………はず、だった。




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